郷中(ごじゅう)教育に思う

社員ブログ ~みんなが主役~ 2016年9月8日

6年ぶりの鹿児島。なつかしい全国の仲間たちとの再会に最初は気恥ずかしさもありましたが、すぐに打ちとけて、それぞれの近況や最近の賃貸市場動向など、楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

さて、仕事はさておき、その鹿児島でどうしても立ち寄りたい場所がありました。

九州新幹線終着の鹿児島中央駅から歩いて10分のところに、その加治屋(かじや)町があります。一見どこにでもあるような街並みですが、ここは西郷隆盛や大久保利通、大山巌、東郷平八郎など、近代日本の礎となった人たちを多数輩出したことで知られています。

この町が、ある時期に多くの逸材を生み出した背景として、郷中(ごじゅう)教育があるといわれます。郷中とは、薩摩独自に発展した異年齢集団活動による自発的な教育制度のことで、勉学や武芸を通じ、先輩が後輩を指導することで強い武士団をつくろうとするものでした。外様である薩摩にとって、防衛意識を植えつけるための教育とそれを強い政治感覚に結びつけることが不可欠で、幕末期にその気運はさらに高揚しました。薩摩には、他藩同様、藩校でエリートを育成する教育制度もあったそうですが、顕著な効果を示したのは、若者たちが自発的に取り組んだ郷中だったそうです。郷中で育った若者たちは藩政の要職へ就くとともに、戊辰戦争をたくましく戦い抜き、やがては近代日本の礎となるべく育っていきました。

話は変わりますが、今月、当社に11人の次長職が誕生しました。当社が成長を続ける上で、絶えず変化に対応し、活性化する組織が求められますが、この時期に自らの考えとやる気で将来の幹部候補が生まれたことはたいへん意義深く、頼もしいことと感じています。会社の中には、様々な年齢層、事情、考え方がありますが、彼らが巧みなバランス感覚とリーダーシップを発揮し、郷中の中から羽ばたいていった逸材たちのように、次世代のトーケンをささえる幹部として大きく育っていくことを期待して止みません。  T.O.

錦江湾越しに望む桜島
錦江湾越しに望む桜島
加治屋町界隈
加治屋町界隈
西郷隆盛、従道兄弟 生誕の地
西郷隆盛、従道兄弟 生誕の地
大久保利通生誕の地に立つ石碑
大久保利通生誕の地に立つ石碑

 

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