コミュニケーションの本質
社員ブログ ~みんなが主役~ 2019年11月18日
「コミュニケーション」の在り方について、一生忘れられない教訓になったとキリンビールの社長、布施孝之氏が話されていた失敗談をご紹介します。
名門ゴルフ場を任された時のことです。有力な得意先だったため、月1、2回は欠かさず訪問していました。もちろん販売を促進するための様々な提案も忘れませんでした。ところがある日、そのゴルフ場を訪問すると、冷蔵庫には他社のビールがぎっしり並んでいたのです。生ビールのサーバーも他社に切り替えられていました。頭の中は真っ白。あわてて責任者に尋ねましたが全く教えてくれません。
上司だった課長に他社に切り替えられたことを報告しながら「訪問はしていたし、提案もしていました」と自分には責任がないと必死に訴えました。課長は私の話を黙って聞いてくれました。そして話が終わると一言だけ、こう言ったのです。
「布施なあ、コミュニケーションというのは100%、受け手に権利があるんだよ」。金づちで殴られたような衝撃でした。そして相手に言いたいことだけを言っていた自分に気がつきました。相手の状況や気持ちを何も考えていなかった。相手の言葉を何も聞いていなかったのです。猛烈に反省しました。そして「まず相手の話を徹底的に聞く」という営業スタイルに切り替えました。そしてこの時から流れは変わり始めました。
(日経産業新聞2016年7月27日記事より抜粋)
私達も日頃から意識している「コミュニケ―ションをとる」という事ですが、お客様はもちろん、社内においても自分本位な行動になっていないか、本質は理解しているかなど忘れてはならない事があります。
きちんとした心のやり取りが出来てこそ、信頼関係が築けると改めて感じました。 K.N.