建築総合サービス業 株式会社トーケン

会長室だより

54期 新年度に向かって

2023年3月1日

ロケット関係各位には日頃より大変お世話になり、誠に有難うございます。第53期は大変厳しい中、業績目標を達成できたことは、社員の皆様の努力の賜物と有難く感謝致します。本当に良く頑張ってくれました。

 

さて、2023年に入って新型コロナ感染問題もようやく峠をこえつつあります。先行きは明るくなっておりますが、世の中はまだまだ混沌としている様です。やはりロシアのウクライナ侵攻などによる影響によって、世界情勢はエネルギー問題や資材高騰、納期遅れ問題など、建設環境は厳しくなっております。私たちのトーケンには、絶え間ない改革挑戦とノウハウ蓄積の長年の実績があります。あのリーマンショック時にも負けなかった変化対応力です。それらが脈々と息づいておりトーケン社員は本当に逞しく成長しているとの確信を持っています。

 

第54期を迎えるにあたり成長戦略を見直し、新最高経営戦略と致しました。噴射ロケット図に私の思いが凝縮されており、一つ一つに意味合いが込められております。今期のスローガンは「人を大切にする地域スーパーゼネコンの使命を果たす!」といたしました。副題は~「いい会社」で地域共生社会に貢献しよう~です。昨年より「人を大切にする経営学会」にて、経営の本質、あり方を学び、全国の「いい会社」の取組み事例を参考として坂本光司会長や講師の方々の学会での教えを真摯に受け止め、新たな「いい会社」づくりに邁進しております。本年は2年目となり成果も出て、改めて坂本先生とのご縁を頂いたことに感謝の念で一杯です。全社員が坂本先生の「もっと人を大切にする会社」を読み合せ、皆で語りあえることは全社員が共に心を一つにして「いい会社」づくりに邁進しているのだと嬉しくなります。この「五方良し」の経営は必ず、地域の五者から受け入れられ、めざしている「地域から愛され」「地域から選ばれ」社員が誇れる会社となり、益々トーケンの未来は明るいと確信するものです。

どうぞ皆様、トーケンの高い志を持った「いい会社」づくりへのご支援、ご厚情を切にお願いして「私の新年度に向かって」の会長だよりと致します。

 

令和5年3月吉日

 代表取締役会長 根上 健正

新春のご挨拶

2023年1月1日

新年あけましておめでとうございます。関係各位には日頃よりお世話になっております。この場をお借りしまして御礼を申し上げます。

皆様方は正月休暇をいかが過ごされましたでしょうか。私は自宅にて、混沌としている世界の情勢や日本国、そして私達トーケンの将来構想など、浅学ながら考えておりました。昨年は、本当に世の中が激動の時代、そして新型コロナ問題に振り回される一年でありました。そんな中でもトーケンは勢いがあり、新しいことに挑戦する気概は充分に満ちていると、意を強くすることができることは本当に有難いことです。社員の努力や関係各位のご支援の賜物と厚く感謝しております。

 

さて、2023年はいかに会社を変え、成長させていくのか。さらなる高みを目指す志を持ち、「人を大切にする経営」を深く学び、実践を通して社員を会社を変身させていく「大事な年」と位置づけています。本年は「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞に応募することを決意致しました。7月27日の創立記念日には、尊敬する坂本光司先生の講演会を、金沢ANAホテルにて開催することとしました。これは、トーケンとトーケン労災互助会の共催とします。私共の大切なお客様や取引業者の経営者もご招待し、互助会会員と全社員を合わせて約200名が参加する会となります。坂本光司先生のご講演を通じてお互いに理解し合い、これから先のトーケンのあるべき姿に向かって、さらに改革・改善を推し進める力にしたい。私達の願いである「支え合う地域共生社会」を目指し、努力を重ねて参ります。

 

昨年末には、社内行事を担当する厚生委員の社員有志から、「みんなでトーケンの家族になろうよ!」という提言がありました。なんと素晴らしい提言かと嬉しくなりました。社員みんなが「トーケンの家族」である。私自身も秘かにこの様な会社にしたいと考えていましたが、社員有志からこの様な提言がされるとは、私の長年のトーケン愛着の思いが社員皆の心にも根付いていると思える程、本当に嬉しく思います。社員全員が人を大切にする思いやりの気持ちを持った会社に変身し、大きく成長していると感じ、本当に感謝の念で胸が一杯です。これこそ、坂本先生のご本「もっと人を大切にする会社」ではないかとさえ思います。

新しい年を迎え、希望に満ちた明るい未来を共に祝いましょう。「トーケンここにあり」と地域から評価され、社員が誇れる自慢の「いい会社」を目指して、本年も頑張って参りたいと思います。

 

令和5年1月吉日

 代表取締役会長 根上 健正

雑 感

2022年11月9日

皆様方には、日に日に厳しくなる寒空の中での毎日の業務、本当にご苦労様です。

まだ本年を振り返るには時間がありますが、感想といえば、世界も日本国も本当に「激動が続く年」の一言に尽きます。何をおいても世界情勢ではプーチンのウクライナ侵攻です。この暴挙が世界を震撼させ、ウクライナ国民の人道を踏みにじり、苦しみを与え、心を痛める毎日となっています。この戦争によってエネルギー、特に石油や天然ガスの高騰・不足となって世界経済が大きな痛手を受け、さらに穀物までに影響が及び、本当に困っている人たちが多くいます。これらは世界中の物価高騰を招き、私達の建設資材にも大きく影響が出ており大変な状況となっております。また日本国では、安部元総理銃撃事件への岸田総理の後手後手の対応によって国民からの政権支持率も下がり、本当に憂慮しています。旧統一教会問題への対応に汲汲として、国内のとても重要かつ緊急の課題が置き去りにされているのではないかと心配になります。関係各位の奮起を期待しております。

さて、我々トーケンはコロナ禍が続く中でも勢いを持続し、今期もトーケン単独で100億円の売り上げ7年連続の達成が見込まれており本当に心強く思っております。これは伊野社長を中心とする全社員が力を結集した賜物です。本当に感謝の一年です。また、今年の活動の中で特に有り難かったのが、人を大切にする経営学会の坂本光司先生との出会いです。「井の中の蛙大海を知らず」、私は経営者としての今の状況に満足し、かつ過信しているのでは、と反省の中で大きな気付きと感動がありました。坂本先生とのご縁をいただいたことで、経営のあるべき姿を学び、目指したい大きな志を見出す、トーケンの未来に新しい光明が差す思いです。また、石川県の代表企業としてご推薦を受け、厚生労働省の高年齢者活躍企業コンテストにも挑戦し、私達の取り組みと活動が認められて全国の企業の中から厚生労働大臣表彰優秀賞に選ばれました。表彰式当日には、東京イイノホールにて「人を大切にするトーケンのダイバーシティ経営」の発表とトークセッションにも登壇し、トーケンの高い志を語りました。この受賞は、私達の日頃の熱い想い「人を大切にする経営」の志が高く評価されたと有り難く思い、心から感謝いたしております。

今年7月から10月までは、新聞に連載された坂本先生の記事「この道」を全社員と共に毎日読み合わせ、坂本先生の熱い想いと行動に感動と共感を覚え、私達の心に深く響きました。今の私達の取り組みが、坂本先生が提言されている内容と合致することも多く、意を強くしていますが、まだまだ学び足りない点もあって、新たに本質を掴んで学び直そうと決意致しました。このことは、本年最大の収穫であったと言っても過言ではありません。私達のこれからの努力には、社内総力が必要となります。伊野社長共々、全社員と心を合わせ、より良い会社になるよう深化してまいります。これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

令和4年11月吉日

 代表取締役会長 根上 健正

高年齢者活躍企業コンテスト 厚生労働大臣賞受賞にあたり

2022年10月11日

10月5日、東京都内にて厚生労働省と独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が共催する「高年齢者活躍企業フォーラム」が開催されました。「高年齢者活躍企業コンテスト」の表彰式等が行われ、当社は厚生労働大臣賞受賞企業として出席し、受賞者による事例発表とトークセッションに私が登壇しました。

当社は、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 石川県支部から推薦を受け、「石川の代表企業」としてコンテストへの応募をお願いしますとの事でした。私共は一般製造業や食品製造業・小売業などとは異なる、建設技術者を中心とする技術集団です。正直、高年齢者の雇用には難しい側面もありましたが、せっかく豊富な技術と働く意欲を持っていながら機会を与えられない大手ゼネコン定年退職者への求職支援と、私共の立場からは力を借りて会社の変身に役立てたいとの思惑もあっての取り組みとなりました。それまで培った技術を若手育成のための指導役として生かしていただき、蓄積された豊富な技術やノウハウを若手社員に伝授して欲しいという私共の想いと、働きたいという方の想いが一致しました。ノルマなどを持った責任者としての役割でなく、持ち味や個性を生かして、楽しく笑顔で若手社員と接触していただきたい、また、人生経験を生かし、建設マンとして社会人としての自覚や責任感についても指導していただきたいという想いも伝えました。

また当社は、地域のお役に立ちたい、必要とされる企業になりたいという経営信条を掲げております。これが地域共生社会への実現に貢献したいという願いにつながり、女性高年齢者の活躍の場となっている高齢者介護施設紹介センター「ウチシルベ」や、障がい者就労支援「植彩インテリアBuddy」生産事業などを始めることとなりました。女性高年齢社員は新しい事業の難しさを乗り越え、やりがいを持って活き活きと働いてくれています。

この様に、高年齢者の活躍が会社を大きく変え、社員の意識改革を促し、技術力、管理力の向上につながり、信用力が増す、前向き思考のプラスのサイクルとなってトーケンの成長路線が確立していくことは間違いないと確信しました。

フォーラムでは、これらの活動を「人を大切にするダイバーシティ経営」と題して発表しました。他社の事例発表を拝聴したり、自らトークセッションに登壇し、どの企業も素晴らしい取り組みだと感じましたが、トーケンの取り組みは時代の求めに合致しており、何よりも「社員を大切にする」「地域の人々を大切にする」という私たちの高い志は大いに誇れるという事を強く実感いたしました。これから益々「人を大切にする経営」を志として「地域共生社会」実現に力を合わせて取り組みたいと強く願います。

 

令和4年10月吉日

 代表取締役会長 根上 健正

表彰状授与の様子

表彰状授与の様子

トークセッションの様子

トークセッションの様子

岡田直樹地方創生大臣へご報告しました

岡田直樹地方創生大臣へご報告しました

故郷の風の盆は有り難い!

2022年9月7日

待ち遠しかったあの「越中八尾 風の盆」。新型コロナ感染問題のため、ようやく3年振りに開催されました。まだまだ続いている新型コロナのために、規模を「小さな風の盆」と銘を打っての縮小型となりました。300年続く伝統文化を守り続ける誇りを胸に、芸を磨いてのおわらを受け継ぐ各町の担い手たちの情緒あふれる三味線や胡弓の音色と唄、踊りが人々を魅了して胸高鳴る程に感動致しました。特に出身地今町の有志の皆様にはコロナ渦の中、そして雨天の中、大変な足元の悪い中を春の風までお越しいただきました。生まれ故郷は本当に有難い。八尾今町に生まれ育った事を心より感謝します。

本来なら、私共のゲストハウス「八尾四季邸 春の風」のお披露目するために、かねてから積極的にお客様をご招待し、「風の盆」を堪能、満喫して頂くべく、段取りをしたいと考えておりましたが、思い通りにはいきません。新型コロナ感染問題と雨天の予想、その上規模縮小の中での開催は、多くの制約の中で試行錯誤の連続でした。いくつかの反省点はあるものの、結果としては満足できる開催だったと自負しております。来年こそは一切の心配の無い様にと、故郷八尾「風の盆」を心より満喫して頂くことを願っております。

さて、今年の難しい状況の中を、トーケン女性スタッフを中心に男性営業スタッフの皆さんの大変な努力の中、おもてなしの心や提供する心を込めた料理など、PDCAを廻しながら対応を考えてくれました。この事からトーケンの総合力が結集され、難しい状況の中本当に良くやってくれましたスタッフの皆様には心より感謝しております。又、雨天やどん天の中を無理してご出席いただきました皆様には満足して頂ける状況ではありませんでしたが、心より有難く感謝しております。来年は素晴らしい「風の盆」にしたいと強く願うものです。

 

令和4年9月吉日

 代表取締役会長 根上 健正

ゲストハウス 「八尾四季邸 春の風」

ゲストハウス
「八尾四季邸 春の風」

ゲストハウス室内での座敷おわら

 2022.09.06_会長室だより 写真③

トーケンアカデミー激励のことば

2022年8月31日

本日は、社員の皆様、そして新入社員受講生の皆様、トーケンアカデミー修了式、誠におめでとうございます。岡校長を始め、社内、社外の講師やスタッフの皆様、本当に有難うございました。

「人を大切にする経営をめざす」私たちは、いかにして新入社員の皆様が安心して建設技術者の道、すなわち設計や現場業務に不安なく、自信を持ってスタートできるか、そのために学んでいただきたい事とは何かを考え、カリキュラムを岡校長にお願いしました。建設の「創る喜び」「やりがい」「働く事の意味合い」「社会人としての自覚・責任」など技術だけでなく社会全体のことも学んで欲しいとも欲張っております。受講生は「同期の桜」これからの「大切な仲間」として共に支え、励まし合って建設マンとして立派に成長して頂きたい。新入社員がやがて一人前の建設人、社会人として成長することが何よりも「人を大切にする」志と同じ目的と考える訳です。今、時代はさらに大きく変化しようとしています。トーケンはこの荒波に打ち勝ち、トーケンの新時代を築いて頂きたい。若い君たちが従来のやり方に捉われず、新しい工法まで提案し、建設管理まで変えて行こうと熱い想いが生まれてくれれば、大きな時代の変化に対応できる逞しい社員が生まれ、「エンジン内蔵型社員」すなわち、「会社のことはワガコト」真の「社員が主役」の会社になると期待致します。

最後に、沢尚樹、島崎数馬、小川優真、小林虎太郎の4名の諸君が、これから切磋琢磨の中で「共に悩み、苦しみ、喜びを分かち合い」この分かち合いの、この心が真の友情が生まれる事と考えます。私はこのアカデミーの仲間、すなわち皆さん全員がトーケンの将来を担うホープに成長してもらいたいと切に願っております。頑張って下さい。以上で、私の激励の言葉と致します。ありがとうございました。

 

 代表取締役会長 根上 健正

感動の「人を大切にする経営学会」

2022年7月13日

関係各位におかれましては、連日の猛暑の中を本当にご苦労様です。日頃よりご厚情、ご支援を賜り厚く御礼を申し上げます。

さて、先日久しぶりに東京へ出張いたしました。相変わらず人の多い事、そして建設現場ではタワークレーンも沢山建っており、コロナ禍でありながらも活気溢れる首都圏に、やはり東京は違うなあと実感してまいりました。出張の目的はというと、「人を大切にする経営大学院事業 経営人財塾5期 中小企業人本経営EMBAプログラム」に、当社の木下理恵 広報課長が入塾し、坂本光司先生が主張されている「人を大切にする経営」における高い志や理想を肌で感じるため、また、木下課長が一生懸命に学んでいる姿も含め、勉強会の内容を知るためでした。

過去には、私もさまざまな勉強会や講演会に参加してきましたが、これほど受講生全員が真剣に、そして懸命に講師の話を聞いている姿を見るのは初めての経験であり、とても感動しました。坂本先生の「人を大切にする経営」の理想とする高い志を全員で共有し、学ぼうとする姿勢は、勉強会の様子に色濃く表れていると実感しました。もちろん先生方の講演内容も目頭が熱くなるほどの胸を打つ内容ですが、その後の塾生からの質問に答える講師の先生方の真剣な対応をみて、こんな立派な勉強会に参加している木下課長に「このような機会をいただき本当に有難い、感謝だね!」と声を掛けました。

坂本先生の「人を大切にする経営学」の主旨や考えを日本中に広めたいとの熱意や志が受講生全員にも伝わっていると、私も非常に感銘を受けました。とにかく、坂本先生をはじめとする講師の先生方の「人を大切にすることとはこんなに人にやさしくなれるのか」と講演を聞きながら涙を流し感動している受講者の姿が印象的でした。

これまでのトーケンは、社員の努力のお陰にて北陸の地で第2創業期としての改革、変革を推し進め、成長発展させながら大きく変身し、誇りの持てる会社、良い会社になったと自信を持てるようになりました。しかし、「井の中の蛙大海を知らず」というように、もしかしたらこれまでの成果を誇り、過信していないだろうか?との思いも生まれ、今後の方針を模索していたところに坂本先生とのご縁を頂きました。改めて更なる高みを目指し、挑戦したいとの想いから、「人を大切にする経営学会」の教えを学ぶことになったのです。

いかなる時もトーケンは、絶え間ない改革に挑戦している、この行動力があるから未来は明るく光り輝いています。社員一同力を合わせて共に頑張ってまいります。

 代表取締役会長 根上 健正

八尾四季邸「春の風」と越中八尾曳山祭のお披露目について

2022年5月11日

先日の大型連休中の5月3日は、春の風の様に爽やかな晴天に恵まれました。

昨年改装を終えたトーケンの研修所、八尾四季邸「春の風」(※写真)で社員とご家族の皆さんへのお披露目会を開催しました。大変な盛況の中を、総勢80名もの皆様が訪れてくれました。

 

八尾四季邸「春の風」のお座敷には、石川県のために大変ご尽力いただき敬愛する前石川県知事の谷本正憲さんが書かれた「春風秋霜」の揮毫(※写真)が掲げられており、味わい深い字を見て、訪れた皆さんが「谷本前知事の字は本当に上手いね!」と感心し喜んでいました。

 

また、「春の風」建物内は古民家の風情があり、八尾の町民文化を感じていただく機会ともなりました。越中八尾曳山祭りの山車と共に八尾の街並みを散策して楽しんで頂けたと思います。「春の風」前の道路は、山車の角廻しの見せ場であり、最高の場所で見物することができました。皆さんの笑顔を見て嬉しくなり、故郷八尾に生まれ育ったことを誇りに思い、感謝の念で一杯でした。また、夜には三年ぶりに提灯山(※写真)が巡行されました。

 

令和4年5月吉日

 代表取締役会長 根上健正

会長室だより2

令和4年度トーケンアカデミー開校式 激励のことば

2022年4月13日

皆さんお早うございます。本日はトーケンアカデミー第3期生の開校式です。新入社員の皆様には、ご入校、誠におめでとうございます。先ほど伊野社長、岡校長からも縷々お話がありましたが、私からは激励のことばとして一言申し上げます。

今年のアカデミーは3期目となります。これまでのカリキュラムや運用の反省を含め、どうしたら研修内容が良くなるのか、受講生や受入現場の所長にも意見を聞くためアンケートを実施し、その内容をもとに改善して今期のカリキュラムをスタートいたします。私が考えるトーケンアカデミーの目的は、とにかくここで学ぶことで、皆さんが同期生として生涯に亘る仲間づくり、欲を言えば友情を育んでもらえれば良いなあという想いがあります。そして、社会人として、建設マンとして、トーケンマンとして初めての現場業務を前に、皆さんが安心して、希望を持って業務に就いていただけるようにということが願いです。そのために、世の中のことや会社勤めとは、人間関係づくり、上手く世渡りするコツなどに至るまでを学んでいただければ素晴らしいと思います。もちろん、建築技術や安全管理など現場で必要な初歩的な事を学んでいただき、一日も早く即戦力になっていただければ、これほど嬉しく有難いことはない、それが開校にあたっての私の想いです。

いよいよ今日からアカデミーがスタートいたします。昔、私が先輩から指導を受けていたことを思い出しました。「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」。疑問に思ったこと、知らない事があれば、何でも勇気を出して質問をしてください。トーケンは、大企業の様な減点主義ではありません。人を大切にし、一人前にする加点主義で社員を評価し、成長できるよう促しています。社員の成長があってはじめて会社が成長できるという考えです。「成長するも停滞するも、社員(人財)あってのこと」なのです。

もうひとつ、A君とB君の話です。A君は毎日時間を見つけて本や新聞などを読み、知識を得て知恵づくりに努力していました。一方、B君はそのような思いもなく、毎日漠然と過ごしていました。10年後にどれだけ差がつくか考えていただきたい。私は、入社当時、上司からこの話を聞かされたことが忘れられない程、その上司に感謝しております。会社というところは、人間関係を学び、幸福になるための「人生大学」だと思っています。どうか、先輩社員の皆さんは、可愛い後輩には親切に、思いやりを持って接してください。

皆さんの頑張り、奮起を期待して、私からの激励のことばといたします。

代表取締役会長 根上健正

 

入社式講話 「私の願いは人を大切にする心!」

2022年4月1日

4月1日の入社式にあたり、会長講話として次の様にお話させていただきましたのでご紹介いたします。

 

今年の入社式もはつらつとした新卒社員5名を含む計7名の新しい仲間を迎えることができました。皆さん、本日はご入社、誠におめでとうございます。皆さんの入社を心より嬉しく有難く思っております。さぞご両親、ご家族の皆様もお慶びのことと思います。心よりお祝い申し上げます。

さて、今期のトーケングループスローガンは「人を大切にする地域スーパーゼネコンの使命を果たそう!」副題は「地域共生社会に貢献」としました。スローガンに「人を大切にする」という冠を付けた理由についてお話いたします。「人を大切にする」という言葉は人として当たり前のことですが、実はとても深くて難しい問題であると思っています。「人を大切にする」ことの本質とは何か、私の想いをお伝えしたいと思います。「大事な人を大切にする」態度とは、相手に対して依存的になったり支配的になったりするのではなく、相手の有り様も自分の有り様もどちらも認め、守っていこうとする態度です。要は「相手を思いやる」心です。

企業や社員それぞれの立場によって「人を大切にする」想いは千差万別です。この「人を大切にする」ことの本質を見極めることは簡単ではありません。それだけ大事な難しいこととして、社員皆さんの生き方を考える「永遠のテーマ」ではないかと思うほどです。皆さんがぜひ本質を見極めることができるよう、これを課題と捉え、考えていただきたいのです。ちなみにトーケンは、社員だけでなく外部の障がい者の就労支援事業にも取り組んでおります。このことは地域共生社会の実現に貢献したい、また人を大切にする真の社員が主役の会社づくりをしたいとの想いからの取組みです。

さて、トーケンは53期、新たに「人を大切にする経営学会」に入会し、理想とする会社のあるべき姿を模索し、学んでいくこととしました。企業経営の最大の目的、使命は、企業に関係する人々の幸せの追求、実現です。人々とは、➀社員とその家族 ②取引企業の社員とその家族 ➂現在顧客と未来顧客 ④地域住民、とりわけ障がい者等社会的弱者 ⑤株主、支援機関 以上の5者のことです。企業は、企業それ自身のために存在するのではなく、企業に関わる人々の幸せづくりや社会発展のために存在します。環境や時代がどのように変化しても「人を大切にする」理念は決して変えず、堂々とお天道様に顔向けのできる経営を実践するということです。新入社員の皆さんは「人を大切にする企業経営」を経営信条としているトーケンに入社されました。「社員が主役」「人を大切にする」「思いやり」のトーケンです。「企業に関わる人々の幸せ」この実現は、社員一人一人が会社のことを「ワガコト」と自覚し、責任感の中での努力や挑戦があってはじめて可能になると確信しています。

トーケンは社員を「人財」と捉えています。「企業が停滞するも発展するも社員」=「人財」です。よってこれから、皆さんの清新な風を吹かせていただき、新入社員と先輩社員が協力し、トーケンの更なる成長、発展に努力してまいりましょう。「日本で一番大切にしたい会社」と評価され、誇れる会社、地域から愛され必要とされる企業づくりを目指し、共に力を合わせて実現しようではありませんか。

最後に、皆さんにはどうぞ健康に留意され、これから始まる社内研修「トーケンアカデミー」にて5カ月間の指導、教育を受け、一人の社会人として、建設マンとして、トーケン社員として多くのことを学び経験していただき、安心して職務をスタートできることを心より祈念いたしまして私の講話といたします。

 

代表取締役会長 根上 健正

新年度を迎えて

2022年3月1日

2022.03.28 久保田関係各位、皆様方には日頃のご厚情ご支援に御礼を申し上げます。社員の皆様には毎日お疲れ様です。日頃の大変な努力に感謝致しております。

さて、53期新年度が3月1日よりスタート致しました。新型コロナの終息も今だ見えず、私達を取り巻く経済景気状況も先行きの見通せない難しい環境と思えます。その上、建設資材不足や納期遅れが発生しており、建設業にも暗い陰を落としております。新年度のスタートに当たって暗い話ばかりで後ろ向きになるとの声が聞こえそうで、とても心配していますが、社員の皆様には、前期はあれだけ土台・基盤づくりに注力して、思い切った投資も含めて体制強化を図った事を忘れないで頂きたいと思います。私達が先行きを心配して将来を見据えての投資と実行でした。変化対応力と改革への挑戦を忘れる事なく努力して、必ずや乗り越えるよう誓い合ったのです。新経営戦略での成長への噴射ロケットとは何かも全社員が納得し、力を結集しようとの熱い想いはトーケン社員の心意気です。よって自信を持って業務に励んで下さい。本年も大型工事の挑戦など、大きな試練の年だと思っています。これを乗り越えられれば、トーケンがさらに一皮むけて、新しく変身できる次のステージに立つチャンスの到来と期待する思いでもあります。

一方では、3年、4年先の転機に向けての下地づくり、体制強化策の大事な実行の年でもあります。あっという間に時間が過ぎるだろうとの危機感の中で、人財育成も急がなければならない重要問題です。よって53期も課題が山積みのトーケンですが、私はトーケン程未来を見据えて手を打っている会社は無いとさえ思っています。「絶え間ない改革とノウハウへの蓄積」この努力が社員一人一人に息づいているからこそ、トーケンは強いのです。

もう一つ今年は「日本で一番大切にしたい会社」大賞受賞に向かって難しい課題をクリアして、来年か再来年には応募したいと願っています。この受賞は私に残された大きな願いとなっており、全身全霊を傾け挑戦したいと思っています。誰からも「トーケンは本当に良い会社だ。日本中から認められた、素晴らしい、社員が誇れる自慢の会社」との評価を得られる事が私の大きな役割と思っています。もちろん全社員が力を合わせて思いを一つにしないと実現できません。

社員の皆様、共に力を合わせて喜びを分かち合いましょう。トーケンの未来は、本当に明るく輝いております。頑張りましょう。

 代表取締役会長 根上健正

谷本知事の揮毫「春風秋霜」の額が完成

2022年1月24日

皆様、大変な新型コロナの感染が拡大する中、その上、寒波の厳しい中、業務にあたり本当にお疲れ様です。

完成間近の現場も多く、資材の納入期日が遅れるなどの大変な状況の中での頑張りに感謝を申し上げます。

さて、谷本知事にお願いしていた、待望の「春風秋霜」の揮毫の額が完成して、金沢本社の応接室に飾らせていただくことができました。谷本知事には、大変お忙しい中、ご無理をお願いいたしました。心より感謝いたしております。本当にありがとうございます。石川県民が誇る名知事の書です。谷本知事の温かいお人柄がにじみ出た、味わい深い素晴らしい書です。

当初、富山県八尾にある「八尾四季邸 春の風」に掲げるつもりでしたが、私たちの自慢の知事の書ですので、金沢本社の応接室に飾り、越中八尾おわら風の盆が開催される9月限定で、「八尾四季邸 春の風」に掲げて、広く全国そして石川県のお客様にお見せしたいと思っています。

 

揮毫の「春風秋霜」の名言は、谷本知事のお人柄そのものに思えます。

春の風の様にさわやかで温かく人に接し、自らは秋の霜の様に律する。

この名言を末永くトーケンの関係者に受け継いでいくことができると確信しています。

 

谷本知事、本当にありがとうございました。

「トーケンの宝」として大事にしていきます。

 

 

令和4年1月吉日

 

代表取締役会長 根上健正

1

トーケン金沢本社 応接室

2

トーケン研修所「八尾四季邸 春の風」の客間

トーケン研修所「八尾四季邸 春の風」雪景色

トーケン研修所「八尾四季邸 春の風」雪景色

新春のごあいさつ

2022年1月1日

明けましておめでとうございます。皆様方には新春の寿ぎを迎え、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、昨年の暮れの政府の月例経済報告発表では、国内景気は「厳しい状況が徐々に緩和される中で、このところ持ち直しの動きがみられる」と総括判断が引き上げられました。新型コロナウイルスの感染者数が落ち着き、飲食や宿泊などの個人消費が回復しつつあることを反映させ、2020年以来1年5カ月ぶりに上方修正されました。

新年の経済予測は評論家の皆様にお任せするとして、私たちトーケンは、民間工事主体の建設業ですから、どうしても景気に大きく左右されるため、設備投資情報には緊張感を持って対応しております。その上で、景気がいかなる厳しい状況になろうとも、心血を注いで育成している逞しい「エンジン内蔵型社員」が変化対応力を持って、改革への苦労を厭わず頑張ってくれています。

「社員が主役」を念頭に、攻めるも守るも自分たちがやらなくてはとの「自覚と責任感」の中で、やる気の社員がリーダーシップを発揮し、全社員が一枚岩となって困難に立ち向かっていただきたい。社員一人ひとりの成長がトーケンの発展へと連動していきます。「企業が発展するも停滞するも人」という事実を認識し、「逞しい社員づくり」を大きな課題として取り組んでおります。また、地域の皆様と支え合う持続可能な共生社会の実現に努め、地域に必要とされ、お役に立つ社会貢献活動も重要と考えます。

私たちトーケンは、社員とその家族はもちろん、取引企業の社員とその家族や、お客様、株主まで、「思いやりの傘」を差し掛けることを経営信条としています。さらに次代を見据えて「新成長戦略」を構築する中で、課題を抽出し展望を描き、強力な差別化戦略を推進してまいります。トーケンの強みは、地域未来牽引企業として「地域から選ばれる誇れる企業」であることです。そして、「新成長戦略」を最高経営戦略として「建設総合サービス業」から、「生活総合サービス業」への変身を標榜し、本業の建築で「地域スーパーゼネコン」としての使命を果たすべく、2022年も皆さんと共に明るい希望を持って努力してまいります。共に頑張りましょう!

 

令和4年元旦

 代表取締役会長 根上 健正

 

今年を振り返って!

2021年12月16日

年内余日も少なくなり、いよいよ寒波到来かと大雪も心配されております。

工事現場もこの寒波の中の鉄骨建方など本当に大変な現場も見受けられ、無事新年が迎えられる事を祈るばかりです。

さて、今年も本当に様々なことが有りました。まず月刊北國アクタス2月号に創立50周年記念「感謝のつどい」の記事が掲載され、トーケンの心意気を示すことができました。

又、小松駅前に日本海最大級の賃貸マンション「日の出マンション」が完成し、私たちの品質技術力が発揮されました。

3月には5期連続グループ売上100億円を突破し、益々勢いある成長振りが評価されております。トーケンは健康経営に力を入れていることから健康経営優良法人の中でも優れた企業として「ブライト500」に認定されました。

5月には伊野社長を中心とする次世代の建設プロセスの確立を目指し、「BIM推進プロジェクト」が始動し、BIMモデル作成に取り組み、技術力向上に大きな成果を上げています。

7月に私のことが北國新聞経済欄「反転攻勢」に大きく取り上げられ、反響も大きく会社PRに役立ちました。特筆することとしては、私共のお客様である東振精機様からのご厚意で新型コロナワクチンの職域接種を受けることができ、早い段階で全社員が接種を受けるという他社にない事例となり、健康経営を目指す企業の心意気となりました。

9月には金沢本社の増築工事も着工し、来年3月の完成を目指し、機能強化された本社の誕生が期待されています。

11月にはグリーンビズを活用した「植彩インテリア Buddy(バディ)」を南陽園様と共同プロジェクトにて行い「障がい者が活躍できる共生社会実現が願い」のテーマにてスタートとなり、北國新聞ビジネスフォーラムに掲載されました。又、テレビ、新聞などにも取り上げられ大きな反響を頂きました。

また同月、風の盆で有名な富山市八尾町に「八尾四季邸 春の風」として古民家を譲り受け、改修し、開所式を盛大に行いました。今後、研修所、保養所としての活用が期待されています。恒例の忘年会を今年も私共のお客様である和倉温泉加賀屋様にて総勢86名にて実施し、コロナに負けないトーケンの心意気も発揮できました。

その他にも様々なことがありましたが、伊野社長を盛り立て、社内一丸となり社員には本当に良く頑張って頂いた素晴らしい一年でありました。トーケンほど事業継承が上手くいっている企業はないと思える程、会社には勢いがあります。これも皆さんの努力の賜物と心より「感謝、感謝」熱い想いです。

さて、来年は多分概況はとても厳しいと思われます。しかし、トーケンには未来を見据えての社員の自覚が明確です。真の社員が主役、自分たちがやらなくては誰がやるとの全社員の心構え、心意気がとても息づいていて、やる気の社員が多くいます。よってトーケンの未来は本当に明るいと確信しています。共に頑張って素晴らしい新年を迎えましょう。

 

代表取締役会長 根上健正

障がい者が活躍できる持続可能な地域共生社会が私たちの願い!

2021年12月7日

先月11月18日に社会福祉法人南陽園様と一緒に発表した「障がい者が活躍できる持続可能な地域共生社会が私たちの願い!共同プロジェクト発表会」について、北陸中日新聞の高岡涼子記者の記事を、「私たちの熱い想いの本質を捉えている」と感心しながら有難く読ませていただきました。

トーケンでは、「企業は人、社員が主役」であることを会社の土台と考えて、かねてより、働き方改革や人財育成、高齢者の雇用や定年延長、女性の雇用や管理職登用など多様な人が活躍できるダイバーシティ企業として取り組んでまいりました。しかし、障がい者の方々を雇用することについては難しく課題のひとつでした。そんな中、この度の南陽園様との共同プロジェクトでは、当社環境事業部の新商品「植彩インテリアBuddy(バディ)」の生産を、南陽園様を利用している障がい者の方々にお願いしています。現在、毎日5名の障がい者の方々がそれぞれの個性に合った仕事を担当しており、緑化材の加工や植物の寄せ植えなどをして就労していただいています。

彼らが、それぞれ担当している仕事をいきいきとやりがいを持って楽しそうに働いている姿を見て、ようやく障がい者が活躍できる地域共生社会実現に向けた第一歩を踏み出せたと実感しています。まだ多くの課題が残されていますが、まずは「植彩インテリアBuddy(バディ)」をより多くの方々に知っていただくことで、このプロジェクトを持続可能なものとして障がい者の方々の就労に繋げていくことが、私たちの願いである「障がい者が活躍できる持続可能な地域共生社会」に繋がるという思いで取り組んでまいります。

 

代表取締役会長 根上健正

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