建築総合サービス業 株式会社トーケン

会長室だより

雑 感

2022年11月9日

皆様方には、日に日に厳しくなる寒空の中での毎日の業務、本当にご苦労様です。

まだ本年を振り返るには時間がありますが、感想といえば、世界も日本国も本当に「激動が続く年」の一言に尽きます。何をおいても世界情勢ではプーチンのウクライナ侵攻です。この暴挙が世界を震撼させ、ウクライナ国民の人道を踏みにじり、苦しみを与え、心を痛める毎日となっています。この戦争によってエネルギー、特に石油や天然ガスの高騰・不足となって世界経済が大きな痛手を受け、さらに穀物までに影響が及び、本当に困っている人たちが多くいます。これらは世界中の物価高騰を招き、私達の建設資材にも大きく影響が出ており大変な状況となっております。また日本国では、安部元総理銃撃事件への岸田総理の後手後手の対応によって国民からの政権支持率も下がり、本当に憂慮しています。旧統一教会問題への対応に汲汲として、国内のとても重要かつ緊急の課題が置き去りにされているのではないかと心配になります。関係各位の奮起を期待しております。

さて、我々トーケンはコロナ禍が続く中でも勢いを持続し、今期もトーケン単独で100億円の売り上げ7年連続の達成が見込まれており本当に心強く思っております。これは伊野社長を中心とする全社員が力を結集した賜物です。本当に感謝の一年です。また、今年の活動の中で特に有り難かったのが、人を大切にする経営学会の坂本光司先生との出会いです。「井の中の蛙大海を知らず」、私は経営者としての今の状況に満足し、かつ過信しているのでは、と反省の中で大きな気付きと感動がありました。坂本先生とのご縁をいただいたことで、経営のあるべき姿を学び、目指したい大きな志を見出す、トーケンの未来に新しい光明が差す思いです。また、石川県の代表企業としてご推薦を受け、厚生労働省の高年齢者活躍企業コンテストにも挑戦し、私達の取り組みと活動が認められて全国の企業の中から厚生労働大臣表彰優秀賞に選ばれました。表彰式当日には、東京イイノホールにて「人を大切にするトーケンのダイバーシティ経営」の発表とトークセッションにも登壇し、トーケンの高い志を語りました。この受賞は、私達の日頃の熱い想い「人を大切にする経営」の志が高く評価されたと有り難く思い、心から感謝いたしております。

今年7月から10月までは、新聞に連載された坂本先生の記事「この道」を全社員と共に毎日読み合わせ、坂本先生の熱い想いと行動に感動と共感を覚え、私達の心に深く響きました。今の私達の取り組みが、坂本先生が提言されている内容と合致することも多く、意を強くしていますが、まだまだ学び足りない点もあって、新たに本質を掴んで学び直そうと決意致しました。このことは、本年最大の収穫であったと言っても過言ではありません。私達のこれからの努力には、社内総力が必要となります。伊野社長共々、全社員と心を合わせ、より良い会社になるよう深化してまいります。これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

令和4年11月吉日

 代表取締役会長 根上 健正

バックナンバー一覧へ戻る

ページ上部へ戻る