入社式講話 「私の願いは人を大切にする心!」
2022年4月1日
4月1日の入社式にあたり、会長講話として次の様にお話させていただきましたのでご紹介いたします。
今年の入社式もはつらつとした新卒社員5名を含む計7名の新しい仲間を迎えることができました。皆さん、本日はご入社、誠におめでとうございます。皆さんの入社を心より嬉しく有難く思っております。さぞご両親、ご家族の皆様もお慶びのことと思います。心よりお祝い申し上げます。
さて、今期のトーケングループスローガンは「人を大切にする地域スーパーゼネコンの使命を果たそう!」副題は「地域共生社会に貢献」としました。スローガンに「人を大切にする」という冠を付けた理由についてお話いたします。「人を大切にする」という言葉は人として当たり前のことですが、実はとても深くて難しい問題であると思っています。「人を大切にする」ことの本質とは何か、私の想いをお伝えしたいと思います。「大事な人を大切にする」態度とは、相手に対して依存的になったり支配的になったりするのではなく、相手の有り様も自分の有り様もどちらも認め、守っていこうとする態度です。要は「相手を思いやる」心です。
企業や社員それぞれの立場によって「人を大切にする」想いは千差万別です。この「人を大切にする」ことの本質を見極めることは簡単ではありません。それだけ大事な難しいこととして、社員皆さんの生き方を考える「永遠のテーマ」ではないかと思うほどです。皆さんがぜひ本質を見極めることができるよう、これを課題と捉え、考えていただきたいのです。ちなみにトーケンは、社員だけでなく外部の障がい者の就労支援事業にも取り組んでおります。このことは地域共生社会の実現に貢献したい、また人を大切にする真の社員が主役の会社づくりをしたいとの想いからの取組みです。
さて、トーケンは53期、新たに「人を大切にする経営学会」に入会し、理想とする会社のあるべき姿を模索し、学んでいくこととしました。企業経営の最大の目的、使命は、企業に関係する人々の幸せの追求、実現です。人々とは、➀社員とその家族 ②取引企業の社員とその家族 ➂現在顧客と未来顧客 ④地域住民、とりわけ障がい者等社会的弱者 ⑤株主、支援機関 以上の5者のことです。企業は、企業それ自身のために存在するのではなく、企業に関わる人々の幸せづくりや社会発展のために存在します。環境や時代がどのように変化しても「人を大切にする」理念は決して変えず、堂々とお天道様に顔向けのできる経営を実践するということです。新入社員の皆さんは「人を大切にする企業経営」を経営信条としているトーケンに入社されました。「社員が主役」「人を大切にする」「思いやり」のトーケンです。「企業に関わる人々の幸せ」この実現は、社員一人一人が会社のことを「ワガコト」と自覚し、責任感の中での努力や挑戦があってはじめて可能になると確信しています。
トーケンは社員を「人財」と捉えています。「企業が停滞するも発展するも社員」=「人財」です。よってこれから、皆さんの清新な風を吹かせていただき、新入社員と先輩社員が協力し、トーケンの更なる成長、発展に努力してまいりましょう。「日本で一番大切にしたい会社」と評価され、誇れる会社、地域から愛され必要とされる企業づくりを目指し、共に力を合わせて実現しようではありませんか。
最後に、皆さんにはどうぞ健康に留意され、これから始まる社内研修「トーケンアカデミー」にて5カ月間の指導、教育を受け、一人の社会人として、建設マンとして、トーケン社員として多くのことを学び経験していただき、安心して職務をスタートできることを心より祈念いたしまして私の講話といたします。
代表取締役会長 根上 健正