地域共生社会実現のための共同プロジェクト
2021年10月18日
私共のとても大切なお得意先に、社会福祉法人南陽園様(加賀市)があります。表修司会長や表琴子理事長からは30年に亘りご厚情いただいております。
さて、当社の環境緑化部門であるグリーンビズ事業は、今や縮小傾向にあり将来の展望が描けない状況となっています。これを打開するためにどうすれば良いかという苦悩の中で「負けていられない!まだやる事、やれる手立てもあるはずだ!諦めてはいけない!」と勇気をいただく出来事がありました。それは、東京パラリンピックでのボッチャ田中恵子さんの大活躍です。感動の中で田中選手の所属が南陽園様だと聞き、またまた嬉しくなりました。
表会長と表理事長の大変な情熱と努力により、今では加賀市だけでなく小松市や能美市でも事業を展開されています。私共トーケンも、田中選手のご活躍に刺激を受けて、社会貢献にご協力できることはないかと思いついたのが「植彩インテリア」を中心とするグリーンビズ事業部の再構築です。私達が「植彩インテリア」の商品製造にかかわる業務を南陽園様に委託することで、南陽園を利用される障がい者の皆さんに、物(商品)を創る喜びを感じていただきたい。そして、商品づくりをすることが、彼らの「働く喜び」「やりがい」や「生きがい」にも繋がれば、こんなに嬉しい事はありません。さらに、障がい者の就労支援にもなり、社会貢献企業として評価していただくことになればこれに勝るものはありません。
私達グリーンビズ事業の再出発に、かねてより信頼しているnidoの中村彩社長のお力添えと南陽園様のご協力をいただくという考えです。「障がい者の方々にどんなに重い障害があっても努力を積み重ねれば素晴らしい結果を出すことが出来る」と表理事長からいただいたお言葉に励まされて新しい挑戦が始まりました。 将来的には、商品の開発デザインから緑化植物の育成、加工、包装や梱包、発送までを協働で取り組み、更なる事業展開をする考えです。今、着々と南陽園様とのコラボレーション進めており、11月中旬には新聞などのメディアで発表したいと努力中であることをご報告いたします。私自身、今とてもワクワクしており、この取り組みが新しい事業に展開することが出来ればと期待しています。
代表取締役会長 根上 健正