賃貸管理部の業務
2025年4月28日
賃貸管理部で管理をしている物件は
ここ1年~2年ほどは空室があまり無く、ほぼ満室に近い状態が続いています。
たまに空いても、お客様同士で早い物勝ちのような状況で
すぐ決まってしまうことが多いです。
空室があまり無いのは有難いことですが
その裏には、物価や周辺の家賃相場が高いことで
お住み替え自体が難しい方が多い状況だったり
能登地震で金沢に引っ越してきて
そのまま戻れなくなってしまった方がいたり、複雑な要因があるように思います。
最近は物価の高騰に伴って建築費や周辺の家賃相場もどんどん上がっていますし
これから賃貸の状況がどのように動いていくのかが予想が付きません。
最近、業務として他の不動産会社と関わる中で
県外の不動産会社が遠方から物件をお客様に紹介し
お客様が部屋も見ずに決めてしまうケースや
自営業等の本業のある人が副業のような形で
不動産業者から業務委託を受け、仲介業務をこなす
といったケースに時々遭遇するようになりました。
ひと昔前の「不動産屋」というイメージからは
かけ離れた業務体系が成立していることに、世の中の流れを感じました。
最近はVUCA時代などと言われており
変動性、不確実性、複雑性、曖昧性、を意味するそうです。
賃貸の業界に限らず
それだけ世の中全体が不透明で先が見通せない時代に入っており
今まで常識だと思っていたことが通じないような時代に突入している
ということなのだと思います。
業務の中で判断の難しい事例に当たることも多いですが
幸い私たちはトーケンという恵まれた環境にいて
周りにも相談しやすい環境にあります。
常に世の中の変化に対応できるように情報収集に努めると同時に
広い視野で柔軟に対応できるよう日々自己研鑽に努めて行きたいと思います。
M.M.