風の神様
2025年2月27日

1月末の地鎮祭
明日から3月に入り
冬から春へと季節が移り変わる時期が訪れます。
今年の金沢の冬は、積雪期間は長かったものの
さほど積もらなかった気がしますが、風が強く寒さを感じました。
そんな中、1月末の地鎮祭前日で
強風でテントの設置を中断せざるを得ませんでした。
翌日、地鎮祭当日も天気予報では
雪マークが出ておりましたが風がなければ雪でも決行できます。
地鎮祭ですので、来賓の方々の予定もあるでしょうし
工事内での天候不良による延期や中止とは訳が違い
「日時の変更は無理だ」と判断し地鎮祭に向けてスタンバイをすることにしました。
当日の朝、雪は少々積もっていましたが
「何とかなるだろう」とテントの準備をしていましたが
前日から続く強風により
「これ以上は危険」と判断し、設営を断念しました。
その状況を神主さんに相談したところ
「既存の工場内で地鎮祭をしよう」と場所の変更を提案していただきました。
「本来、地鎮祭は新築現場で行うべきである」
という思いもあるものの他に選択肢もなく
急遽既存工場に式典場所を変更し
施主様のご協力もあり、滞りなく地鎮祭を行うことができました。
地鎮祭の最後に神主さんから御言葉がありました。
「今日は風の神様も参りました。
風の神様のおかげで 今までお世話になった建物、設置機械に今までありがとう。
これからは場所が変わりますが、今後もよろしくお願い致します。
という感謝の気持ちを同時に祈願できて良かったです。風の神様のおかげです。」
施主様も「ありがとう」と仰っていました。
日時の変更ができなくても場所は変更できます。
一時はダメかもしれないと思っていた困難も
考え方を変えれば捉え方も変わる。
この地鎮祭を通して
マイナスもプラスになることを
神主様、風の神様から教わりました。
人を大切にする経営をする当社の社員として
相手の心に寄り添い
相手がどう感じるか想像して
プラスになる伝え方や考え方をしていこう!と気付かされた出来事でした。
Y.N.