新しい年を迎えて
2025年1月6日
皆様 新年あけましておめでとうございます。
本年も皆様にとって、素晴らしい年となりますようお祈り申し上げます。
昨年は元旦から能登を中心とした震災、また9月の豪雨災害と大変な年でありました。能登以外の、内灘地区での液状化の被害も、想像をはるかに超える被害でした。しかし、関係者の懸命なご努力のおかげで、現在では道路を含めたインフラの整備は、ほぼ仮復旧された状況です。ただ被災された家屋の解体工事はまだ50%以下で、今年秋までに完了させる予定とのことです。まだ先は長いと思われますが1日でも早い復興を祈るばかりです。我々の工事への影響としては、慢性的な建設業人材不足に拍車がかかり、それに伴う人件費の高騰、建設資材の高騰が目に見えており、そのための対策を先々に会社総力をあげて対応していく必要があります。
その様な状況の中、当社においては嬉しいニュースもあり、昨年3月に「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の“中小企業庁長官賞”を受賞する事ができました。私たちの「強く やさしく おもしろい企業づくり」や持続可能な地域共生社会実現のために取り組んできた事が認められたものです。経営陣の一人として、社員の皆様にも本当に感謝いたします。
様々なお問い合わせ、講演依頼、メディア取材と、全国の経営者の方々からも注目されており、対応することで少しでも皆様のお役に立てればと思います。この賞を受賞した事は大きな誇りであり、栄誉ある、意義のあることです。そのことを私達社員一人一人が自覚し、胸に刻み、日々の業務に生かしていく事が大事です。
また、昨年は、過去最大規模の受注物件“Ka工場建設工事”を無事完成する事ができました。さらに、それを更に超える規模の “Kyo新工場建設工事”を自社設計施工の特命で受注する事もでき、現在基礎工事を行っています。この工事を発注いただいたお客様のもとに営業担当者が初めて伺ってから5年以上程経過しているのではないでしょうか。これまで、まさに全社営業で一丸となって取り組み、お客様からの信頼を得られた結果であり、本当にすごいことだと思います。この大型案件に誰一人おじけず自信をもって挑戦する姿勢に”本当に強く、逞しい会社になった“と実感しました。この工事は、昨年9月に着工し、本年12月の完成引渡しに向かい現場スタッフ共々頑張っているところです。これらを含め、他の案件も大型化していることもあり、本年度も前期を上回る過去最高の売上が予想されます。ひとえに皆様の努力の成果であり、感謝いたします。
当社の受注状況として、来期は、特命での自社設計施工の売上比率が全体の50%を超える状況になりました。会社営業方針でもある“お客様の資産価値創造”に少しでもお役に立ちたい。営業部社員のそんな思いが実を結んできた証ではないでしょうか。企画、基本提案、基本設計、実施設計、工事施工、完成と、一からお客様と検討を重ね、絆を繋いでいく。そして信頼を得て当社に任せていただくことで、先々の営業戦略が立てやすく、本当にありがたい事です。
当社は更なる設計施工の技術力の強化、差別化の為、また施工効率の向上の為、トップ自らの先導でBIM、DX、AI活用など新たなものに取り組んでいます。また、昨年末に終了した“工務本気塾”は会長発案で、社長も参加する若手工務部員対象の社内研修会ですが、月2回、1年で20回開催しました。各部の社員にも協力をいただき、参加者からは色々な質問や意見も出て、大変有意義なものとなりました。全20回の“工務本気塾”の資料は、工務部の教本のひとつとして活用したいと考えております。
本年から震災の建設復興が本格的になり、先に述べました建設業の人不足、それによる人件費の高騰、建設資材の高騰と、我々建設業には大変厳しい環境となりますが、社内の力を結集して、更に強い会社となり、新たな飛躍の年となるよう努力して参ります。
最後になりましたが、皆様とご家族のご健勝ご多幸を心よりお祈り申し上げます。
M.K.