志気凛然として勇気百倍
ずいぶんとご無沙汰いたしました。大型連休も終りましたが、皆様いかがお過ごしだったでしょうか?
私は、この休み中、ゆっくりと好きな本を読んだり、経営のことなど考えたり、とても有意義に過ごせました。その中で感動した本を読みました。「天地明察」という歴史小説です。日本天文学の開祖と言われる渋川春海の日本で初めて日本の歴を創るまでの苦闘の中での志というか、勇気、行動の物語です。この本を読みながら、われらの「トーケン」の未来への胎動と重なって考え続けておりました。
話は変わりますが、先日の北國新聞の「経済人やるしかない」という記事についてです。私の気持ちをうまく表現してくれておりましたが、少し補足致しますと、当時社長に就任した後に、清水建設の宮本社長から「根上さん、第2の人生良かったね」と温かい言葉をかけていただきました。その時は「有難うございます」と応えました。しかし、よくよく考え、トーケンの事を想うにつれ、又、社長の責任の重さなど実感するうちに、「第2の人生で社長」? そんな甘いものではない。「社員とその家族や協力業者の皆さんへの思い」それを考えると「トーケンの社長をするのが第2の人生では申し訳ない。"根上健正"の本命人生であって、社長になるのが天命であり、天から与えられた使命だ。そのために今まで清水で修業をしていたのだ!」だからこそ、社長として先頭に立ち、全知全能を傾けなくては神様、社員に申し開きできないと、その思い気持ちが「志となり」「錦の御旗」となっています。少し大げさと言われるかも知れませんが、だから私心は有りません。何か岡本会長の熱い想いも乗り移っている気もしています。
又、小説「天地明察」に戻りますが、渋川春海が岐路に立っての乗り切りでの合言葉は「志気凛然として勇気百倍」です。
改めて、トーケンのことを考えてみました。
1つ.岡本会長ほどすばらしい経営者、人間としてのたぐい稀な人格者のような指導者は私はあまり知らない。本当に会長のトーケンへの熱き想いは私達の大きな大きな支えであり、心の拠り所です。有難いことです。
2つ.この会社は、「社員が主役」オーナー会社でもなく、地元企業では稀有な社員を大事にする会社です。
3つ.社員がまじめで、素直で、一生懸命です。一丸となり、まとまり易く、方針が徹底します。
4つ.創業の精神というかバイタリティー、ハングリー精神もあります。又、良い人材も集まります。
5つ.トーケンには大きな運があります。「小松精練グループ企業」としての後ろ盾もあります。
6つ.何か時代がわれらの「トーケン」を求めている様な気までします。
─ 柔軟性がある。→ 「北陸を代表するトーケン」になれ!と期待もあります。
この様な大勢の味方、応援、期待、その大きさが力となります。私はまさに「志気凛然として勇気百倍」の気持ちです。「トーケン」に大きな志があれば、それに向かう勇気があれば、必ずや生き残り、いや勝ち残ります。
今、改めて、全社員1人1人が自分の役割をしっかり認識し、世の中の諸問題、難題に敢然と立ち向かう。大きな志の前には、些細なことは大したことにはなりません。環境や景気を愚痴っても、怒っても、妬んでも、何も解決はしません。社員1人1人が前をしっかりと向いて、堂々と挑戦する。自分の役割を全うする。今の「トーケン」はこの大変化の時代、まだまだ柔軟性もあります。時代が変わってもアメーバーのごとく、変幻自在です。これからますます建設業は厳しいと思います。どんな企業も存続を考えた場合、2通りの選択肢しかない。それは、成長するか生き残るか、市場が減少する→他社からシェアを奪い取るしかない。生き残れない。